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- [1]旅人 04/01/21 16:50 gXVgXQpwFD1
- 拷問や私刑系求めます。なるべく自作で。
- [161]ゆずき 04/03/31 14:15 KVu6V0p31Db
- 新しい話です。新スレにも載せましたがこっちにも載せます。
「ぐひああああぁぁあああっ」
瑞樹の腕に、ナイフが突き立てられた。ナイフをぐりぐりと動かされ、傷口からは肉のような物体がはみ出している。
「ぐっ・・ひぎぁああああああああぁっ」
肉のような物体がさらにえぐり取られ、ぼたぼたと床に落ちていく。常人ならこの時点であまりの激痛と気持ち悪さに失神してしまうだろう。だが、瑞樹は失神せずにただ痛みに耐えている。
「ああああああぁっいだいぃぃいい!!だれかあああたずげてぇええ」
瑞樹はとても成人女性とは思えない、まるで高校生がリンチされているかのような悲鳴を上げた。
「助けを求めたって無駄よ。ここは地下5階。しかもここの真上は新幹線が通ってるわ。
あんたの悲鳴なんか新幹線にかき消されちゃうもの。何があってもあんたに助けなんて
来ないわよ」
ナイフを持ち、今、まさに瑞樹を拷問している派手な格好の女が言った。確かにこの女の言うとおりだ。こんな地下室から助けを求めても誰も気がつくはずがない。それに万が一興味本位でこの地下室に入ってきたものがいたならばその時点でそいつはこの地獄の拷問の巻き添えだ。
「どうあがいたってアンタはここで死ぬのよ。さあ、覚悟しなさい!!」
女は腕をえぐっていたナイフを抜いた。支えを失った肉片がぼたぼたと床に落ちる。ナイフにもさっきまで瑞樹体内にあった肉片が多量についていた。
- [162]ゆずき 04/03/31 14:15 KVu6V0p31Db
- 「もうおしまいにしましょう。あんたの全身刺したからもう刺す場所なくなっちゃった。
最後にとって置いた場所。ここの刺したらあんたも一撃でしょう?」
そう言うと女は瑞樹の喉にナイフを当てた。瑞樹は疲れ果て、意識を失いかけている。それでも女は容赦なくナイフを喉に突き刺してきた。
「ぐひゅあああああぁぁああああああああああああぁぁっぁ!!!!!」
瑞樹は悲鳴を上げた。それと共に喉からは体内に残った血があふれ出し、口からは血泡を吹いた。呼吸が出来なくなった。息苦しさから無理に呼吸をしようとすると血が肺に流れ込んでごほっごほっとせき込んだ。
そして、貼り付けにされていた瑞樹はがくん、とうなだれたような体制になった。体は痙攣を起こしていたが、その痙攣も徐々に弱々しくなり、動かなくなった。
「な・・・・・な・・み・・・・」
瑞樹が血にまみれた口で言った。これが瑞樹の最後の言葉だった。
女は瑞樹が死んだのを確認すると、そのまま地下室をあとにした。
地上へと続く薄暗い階段を上りながら、女は何かぶつぶつと言っている。
「あの女の子供、七碧っていうのか・・・・・。あの女も馬鹿だな。子供の名前言っちゃ
うなんて。ま、いいや。次はそいつがターゲットだな。」
女は薄笑いを浮かべると“七碧”という名の少女を探すために再び地上へと上がっていった。
- [163]ゆずき 04/03/31 14:16 KVu6V0p31Db
- 連レスすみません。
>>161->>162の小説の感想とかお願いします。
- [164]怖いハナシ募集HP 04/04/09 16:35 Tr5VKAp.Qc5
- http://plaza.rakuten.co.jp/oyazili/
- [165]けん 04/04/19 19:30 0CWsmqqM5gX
- >ゆずきさん
俺がいうものなんだけど、喉切られたら悲鳴上げられないと思う。
声帯に空気が入って声が出るわけだから。
- [166]けん 04/04/19 19:31 0CWsmqqM5gX
- >旅人さん
面白いじゃん!多分きみは見てないと思うけど・・・文はかなり上手だから話に手を入れよう。
話も面白いけど。
- [167]けん 04/04/19 19:32 0CWsmqqM5gX
- 竜之介さん
一番最初に載せた「あったかいよ」っていうやつがよかったすごく。
- [168]ゆずき 04/04/19 20:41 pQt8Q/p31Db
- >>165
私はあんまり知識ないので・・・
でも批評嬉しいです。ありがとうございます。
- [169]アフォ 04/04/19 21:55 ca34b1fd
- −序章ー
「なぁみんな、今度の夏休みに海に行かねー?」
元気たっぷりな高校2年生の田中は友人たちをさそっている。
「別にいいわよ。」と田中とは幼馴染の山田こずえだ。
田中と彼女は小さいときからずっと一緒なので気が合うのだろうか、昔からケンカ
をしたことなどなかった。
その後も高校にはいってから友達になった者や、昔からの友達もさそったが、結局
行くのは田中と山田を含めた5人である。田中と山田の大親友の今中治夫(イマナカハルオ)と、小学校からの友達、木村美奈子(キムラミナコ)と、
田中とは仲の悪い留学生、トム・ジェーダスである。なにかと田中のすることにケチをつけるので田中は誘うことに反対したが、トムにきがある木村がゼヒにとさそったのだ。
「オヤジが漁師なんだ。だからオヤジの船でどこかきれいな島へいこうぜ!!」
という田中だが昔小学生のころオヤジの漁についていき、とてもキレイな島へ行ったこと
を覚えていて、そこへ行くという考えであったのだ。
田中にしてみれば一生のうち、もう1度行ってみたいと思っていたのだろう。
いよいよ夏休みだ。5人で計画をたて、ついに出発した。
次回こうご期待!!
- [170]けん 04/04/19 22:34 0CWsmqqM5gX
- >>168
ん、だけどまあ中学生なら仕方ないかも。
批評って言うのかな?
話の続きは気になるよ。
>旅人さん
もうココにはこないの?
続き気になるよ^
>アホォさん
次回楽しみにしてますね。次はグロということですか??
- [171]アフォ 04/04/20 13:35 lxDQf9p.Qc5
- 今日の夜か明日の夜に続きかきます。
- [172]ゆずき 04/04/20 17:55 pQt8Q/p31Db
- >>170
けんさんありがとうございます。
そういえば怖い小説〜の重複問題のときひどいこと言って本当にごめんなさい。
後から見て傷ついたんじゃないかな〜・・・と思ったんです。
本当にごめんなさい
- [173]アフォ 04/04/20 19:48 lxDQf9p.Qc5
- ち・な・み・に・オ・レ・は・13・歳・の・中・一・で・す・よ
- [174]ゆずき 04/04/20 20:09 pQt8Q/p31Db
- >>173
始めましてアフォさん。前回挨拶してませんでしたね。別に無視していたわけではないんです。
私も12歳ですが中一です。誕生日は・・来年になります。2月なのでまだまだです。13歳までは遠いです・・。
小説は次回に期待します。
序章、面白かったですよ。
- [175]アフォ 04/04/20 20:17 lxDQf9p.Qc5
- はじめましてゆずきさん。好評ありがとうございます。それでは早速第2話作成
にとりかかります。
- [176]ゆずき 04/04/20 20:30 pQt8Q/p31Db
- >>175
アフォさんなら>>169に書いてあった「次回こうご期待!! 」の言葉を裏切らない
いい小説書けると思いますよ。がんばってください。
- [177]ゆずき 04/04/20 20:47 pQt8Q/p31Db
- 太平洋側に位置する神奈川県横浜市桜木町。私立青波付属高校。3学期が始まり、もう1ヶ月もたった。休みのだらけた生活に慣れきった体もようやくもとの学校生活を取り戻していた。
「七碧、お昼食べに行こうよ。ね、七碧――!!」
午前の授業が終わり、40分間のお昼休みが始まった。4間目の授業は何をやったか全く覚えていない。どうやら完全に居眠り状態だったらしいがそれも覚えていない。
「七碧〜、早くお昼食べようよ〜。」
千佳はずっと机の前で待っている。起き上がろうとしても眠気が七碧の体を押さえつけてくるためここから動くことが出来ない。
だが、これ以上寝ていると昼ご飯を食べ損ねてしまう。七碧は仕方なく眠気の残る体を無理矢理起こした。
「ん―――――――、授業終わったのか・・・・・。また寝ちゃったなぁ・・・・。」
「そんなのんきなこと言ってる暇はないよ。次の時間はテストなんだよ!早く食べて勉強しないと・・・・・・。」
千佳は焦っているようだ。確かに千佳は七碧より少し頭が悪い。だが、千佳が焦る理由は他にある。次の時間のテストは千佳の苦手科目である数学だ。千佳にとって次の時間のテストは死活問題であろう。これでは焦るのも無理はない。
「あ――、千佳はだめだったよね、数学。」
七碧は言ってからしまった、と思った。つい本当のことを言ってしまった。
- [178]ゆずき 04/04/20 20:48 pQt8Q/p31Db
- 「そうだよ。七碧はいいよね。頭良くて。」
千佳は少し怒っていた。
「ごめんごめん。さ、早くお昼食べにいこう。」
七碧はさりげなく話題をそらした。千佳は無言でお弁当を机の上に広げた。
+ + +
学校が終わり、七碧は寮に帰ってきた。
いつもは千佳と一緒に帰ってくるのだが、千佳が林田先生に呼び出しくらったらしい。
林田先生は話が異様に長いため、一緒にいると七碧も巻き込まれそうだった。七碧が巻き込まれたらさらに話が長くなるだろう。それだけは避けたかった。
だから七碧は先に帰ってきた。千佳があの林田に呼び出しくらうなんて珍しい。成績は普通で宿題もまじめにやってる。呼び出される理由なんてないはずだ。
だが、すぐに帰ってくるだろうと思い、七碧は少しばかり疑問を抱きながらも今日の数学で出た宿題を始めた。
部屋は沈黙に包まれた。
時計の秒針の音が響き渡る。コチコチと秒針が動くたびに時間が刻まれていく。
宿題を始めてからだいぶ経った。さすがに疲れが出てきたため、七碧は一息つくことにした。ふう・・・、とため息をつき、椅子の背もたれに寄りかかった。どれくらい時間が経ったのだろう。七碧はそんな疑問を抱き、机全体を見回して時計を探した。ふと、視界に時計が入り込んだ。時計は9時をさしている。宿題を始めてからもう3時間も経っているようだ。どうりで疲れるはずだ、と七碧は思った。
時間はもう9時――――・・・・あれ・・?
七碧は重大なことに気がついた。千佳が帰ってきていない。どうして今まで気がつかなかったのだろう。この寮は門限が8時までだ。もう1時間も門限をすぎている。先生が門限までに寮生を返さないはずがないし、それに何も連絡がないのはおかしい。
何かあったのかもしれない。ふとそんな思いが頭をよぎった。そして七碧はいてもたってもいられなくなり、部屋を飛び出した。1階に行って、寮の責任者がいる部屋へ向かった。連絡はすべてここに入っている。連絡が入って入れいいが――――七碧は不安を抱きながらもその部屋に駆け込んだ。
「あのっ・・・・浅田さん、山村千佳さんから連絡入っていませんか?」
“浅田”とはここの責任者の名前である。中年の女の人で優しく親しみやすい人柄から、寮生にも人気があった。
突然入ってきた七碧を見た浅田さんは少し驚いた様子だったが、すぐに返事をくれた。
「千佳ちゃん・・・・?いいえ、来てないわよ。なにかあったの?」
浅田さんの返事に私はなんともいえない感情に包まれた。千佳に何かあったのかもしれない。そう思った瞬間、緊張が高まってきた。
- [179]ゆずき 04/04/20 20:49 pQt8Q/p31Db
- >>177->>178は>>162の続きです。多少手直ししたたので少しは読みやすくなったはずです・・。
- [180]アフォ 04/04/20 22:04 lxDQf9p.Qc5
- 第1章
今中・「イリィィィ・・ヤッホーーー!!」
ナレ・掛け声とともに船からとびおりた一行はあまりにも美しいその景色にあいた口が閉じていない。
トム・「・・・・」
山田・「すごいキレイ・・・」
木村・「ホント・・」
今中・「よぅよぅ田中!!スゲェなぁ!!ここ!!」
田中・「だろ!!オレもまた来たかったんだぁ・・ホントによかった・・」
木村・「さ!みんな!テントをたてましょう!!暗くならないうちにしとかないと!!」
ナレ・予想以上に早くテントが組みあがったので自由行動をとることにした。トムは散歩に行くと言い、
木村もトムについていった。今中は探検に出かけ、とうとう2人っきりになってしまった。
いくら幼馴染とはいえ、2人ともお互いのことを意識しないわけではない。
山田・「ねぇ、ホントにここキレイね・・」
田中・「ん・・あぁ!!そうだろ!帰ったらみんなに自慢しなくちゃいけねぇな!」
山田・「ふふふ・・」
田中・「ん・なんか変なこといったか?」
山田・「いいえなにも・・・」
田中・「・・・・」
ナレ・とまあ2人がこんな会話をしていると不意に叫び声がきこえた。外はもう薄暗い夕闇につつまれている。
田中・「・・!!今中だ!!」
ナレ・2人は走った。今中の声はそう遠くじゃない・・・!!みつけた!!
田中・「どうしたんだ!!今な・・!!」
ナレ・死んでいる・・いったいだれが・・
トム・「みんなーー!!木村サンが・・・!!ヘルプ!!」
ナレ・トムの声がきこえた。トムの元へ急ぐ2人。ついにトムが見えた。
山田・「トム!?どうしたの!?」
トム・「木村サンガ・・・オゥ・・」
ナレ・足元に木村がたおれて死んでいる・・その状況から見て犯人はトムに間違いないと田中は思った。
いいや、まだ決め付けるのは早い・・・様子をみるか・・3人はテントに戻った。
なにがおこるか分からない状況の中、誰も寝られないままだった。
山田・「あたしちょっとトイレいってくるわ。」
トム・「ボクモ!」
ナレ・2人はテントから外に出た。次の瞬間、ゴッ!!という鈍い音とともに山田の目の前がまっしろになる。
朦朧としていく意識の中で山田ははっきりと見た。顔に満面の笑みをうかべているトムをーーー
次回!待望のグロ発動!!
- [181]アフォ 04/04/20 22:05 lxDQf9p.Qc5
- 第2章
ナレ・気がつくとそこはジャングルのまっただなかくらいであった。あたりはまだ暗く、
日が昇るにはまだまだ時間がかかるだろう。山田はあたりを見渡した。山田の視界に入ってきたのは・・・
見たこともない木、木、木・・・・そして・・トム!!
山田・「トム!!あぁよかった・・あたしもうなにがなんだかわからなくて・・」
トム・「うぬぼれるナ!!・・お前はこれから・・死ぬ!!」
山田・「え・・なにいってるの?トム」
トム・「イマナカも・・・キムラも・・・ヴぉくがコロシタ・・・」
山田・「・・・!!なんで!?うそでしょ!?トム!?」
トム・「ウルさい!!うそじゃないサ・・・ボクのパパが旅行会社を経営してるってコト知ってるダロ!?
この島のことを・・パパに無線機で話したんだ・・そしたらなんていったと思う?
その島を知っている者を全員コロセ!!だってさ・・笑っちゃうヨネ・・・自分のためにそこまでするなんて・・
デモ!?・・ボクはパパにサカラエナイ・・」
ナレ・トムはおもむろにバッグからナイフやらハサミやらをとりだした・・・
山田・「ト・トム!?な・なにするの!?や、やめてぇぇぇ!!あぐ!!うぅぅぅ・・」
ナレ・トムは山田の舌をハサミで切った。チョキチョキとじわじわと・・
山田・「うぅうぅうううぅぅぅぅ・・」
ナレ・もはや山田」は声にならないうめき声をあげている・・・トムはさらに追い討ちをかけた。
山田の左手の指をすべて切り落としたのだ。
山田「あああ!!うう・・ぁぁぁぁぁ・・・・」
トム・「ただではコロサナイヨ・・・じわじわといたぶってヤルンダ!!」
ナレ・次にトムは山田の両耳をそぎ落とした。トムの野心に満ちた欲望が、肉を切り裂く快感と、山田のうめき声のなか、
鮮血に手を染め、心のそこからあざ笑っている。
トムは山田のいたるところわきりつけた。腕、足、頭など・・・ついにトムは山田の爪をはぎ落とした。
山田・「ああ・・・うう・え・・・・・」
ナレ・もはや山田がだれであるかなど区別がつかなくなった。
夜が明けてきた。ついにトムはーー山田を殺した。心臓を一突きでーーー
トムはなにくわぬ顔で田中の元へ帰った。
田中・「ずいぶん遅かったじゃないか・・山田は?・・なぁトム、山田は?」
トム・「クックックックック・・・・アーーッハッハッハッハ・・・」
ナレ・次の瞬間、田中は全てを悟った。今中も木村もーーそして山田もーートムに殺されたということをーーーー
次回最終回!!
- [182]ゆずき 04/04/21 16:30 pQt8Q/p31Db
- >>180->>181
すっごい面白いです。トムの台詞にひらがなとカタカナが混ざっていて外国人って感じします。
>トムの野心に満ちた欲望が、肉を切り裂く快感と、山田のうめき声のなか、
鮮血に手を染め、心のそこからあざ笑っている。
この表現気に入りましたね。すごくいいです。
最終回も楽しみにしています。
- [183]アフォ→一般人 04/04/21 16:57 lxDQf9p.Qc5
- 前回同様今日の夜か明日の夜には最終回書きます。
- [184]一般人 04/04/21 16:58 lxDQf9p.Qc5
- ちょっと短いかもしれませんがガンバリます!!
- [185]ゆずき 04/04/21 17:44 pQt8Q/p31Db
- 今回はちょっと違う話を載せます。手直し無しなので多少変ですがよかったら見てください。
東京の裏社会にはある“組織”が存在する。殺し屋より酷い殺し方で自分が狙った一家を殺す、史上最悪の組織が―――――――・・・・
+ + +
前田夏月が家に帰ると、おぞましい光景が広がっていた。
部屋中に物が散乱し、まるでこの部屋だけ大地震が起きたような状態だった。部屋中に血が飛び散り、白かった壁紙も赤く染まっている。父は腕が両方もぎ取られ、そこから血が湧き出すように出ている。母は鋭利な何かでメッタ刺しにされたかのように体中が血まみれだ。
妹の葵は首が体から離され、首は窓際に飛んでいってしまっている。首をなくした切断面からはさっきまで体を通っていた神経や血管がはみ出している。
なんで?なんでこんなことになってるの―――――!?
夏月は状況が飲み込めずパニック状態になった。頭が上手く回転しない。
だが、1つだけはっきりしていることがある。目の前に広がるこの惨劇の跡だ。夏月の家族が全員、まるで殺し合いでもしたかのような状態で死んでいる。それは夢でも幻でもない。すべて現実だ。
私はその場に座り込んだ。もう何がなんだか分からない。
なぜこんなことになっているのか?なんで私の家族だけ――――――・・・。
だが、考えても分かることではない。夏月はたった今帰ってきて、突然この状況を目の当たりにしたのだ。まだここに来て10分も経っていないであろう。
どうしよう。みんなもう死んじゃったよね・・・。やっぱり警察に行かないと・・・・。
夏月は警察へ連絡しようと立ち上がった。半開きのドアを全開まで開け、部屋を出た。
ふらふらと廊下を歩き、電話と手に取る。110のボタンを押し、受話器を耳に当てる。
呼び出し音が鳴り、男の人が出た。
- [186]ゆずき 04/04/21 17:44 pQt8Q/p31Db
- 「もしもし。私、さいたま市に住む前田って者ですけど、私が修学旅行に行っている間に家族が殺されたみたいなんです。」
自分でも何を言っているかよく分からない。だが、どうやら彼には通じたようだ。
「では今からいきます。そこにいてください。」
それだけ言うと、男は電話を切った。私は再び部屋に戻ることにした。
はあ・・・と深いため息をついた。警察のお世話になるのも始めてだったし、まさか自分がお世話になるなんて思ってもみなかった。
夏月は廊下を歩き、あの地獄と化した部屋へ戻る。
部屋の前まで来た。夏月は足が止まる。
ドアが閉まっている−―――――――
確かに部屋を出るとき開けたはずだ。閉まっているのはおかしい。
――――この家に私以外の誰かがいる。
私はふと思った。“誰か”とは私の家族を殺した悪魔の殺人鬼のことであり、殺人鬼がまだこの家に潜んでいるかもしれない、と私は思った。
だが、たまたま閉まってしまったのだろうと自分に思わせ、部屋に入ろうとしたそのときだった。
「―――――!?」
背中に激痛が走った。体験したことのないほどの痛みに襲われ、じゅうたんの上にうつぶせに倒れこんだ。
後ろを振り返ると、見たこともない男が私の背中にナイフをつきたてている。
男は私に顔を見られたのにも動揺せず、ナイフを抜き、再度背中を刺してきた。
「ぎゃああああああああああぁぁあぁああああっ」
再び激痛に襲われ、悲鳴を上げた。あまりの痛みに目からは涙が出てくる。
男は体中を突き刺してくる。腕を刺されナイフが肉を突き破って貫通し穴が開いた。
「いだいいいぃぃぃぃぃいっやめでぇぇっ」
私は泣き叫び、名前すら知らない男に哀願する。
振り返ると男は無表情で私を見つめている。私は男から目が離せなくなった。目をそらした瞬間、また地獄がやってくるだろう。
- [187]ゆずき 04/04/21 17:45 pQt8Q/p31Db
- だが、私の判断は凶と出た。
一瞬のことだった。眼球が潰れ、血の涙が溢れ出す。右目の視界は暗闇に包まれ、何も見えなくなった。
男は夏月の目をナイフで突き刺してきたのだ。
「ぐぎゃああああぁぁああぁっ」
夏月はうつぶせのまま痛みに耐え、暴れようとする。
だが、男が馬乗りのような格好で夏月を押さえつけているため、身動きが取れない。
「あがっ・・・うう・・いだい・・よぉ・・・」
夏月は目に響いてくる痛みに耐え、泣き続けている。それを見ていた男はいらついたのか突然ナイフを持ち直し、夏月の首に刺してきた。
「ぎゃあああああぁぁぁあああぁぁぁあああっ」
夏月は何が起こったのか分からなかった。突然首に激痛が走り、あまりの痛さに悲鳴を上げてしまったのだ。
首に何か異物感がある。何か刺さっているのは判る。だが、夏月にはもう思考を働かせるだけの力は残っていない。
頭がぼうっとしてくる。体に力が入らない。私、死ぬの―――――――・・・?
- [188]ゆずき 04/04/21 17:47 pQt8Q/p31Db
- 死の恐怖が襲ってくる。だが、それを感じることもなく、夏月はこの惨劇の場で生涯を終えていった。
男は夏月の上に馬乗り状態だった体を持ち上げ、地獄絵図と化したこの家をあとにした。
+ + +
警察が到着すると、目の前の光景に誰もが唖然としていた。
通報した少女はうつぶせになり、首にナイフが刺さった状態で死んでいる。少女の死体の先にある部屋――――そこには3人の人間が酷い姿で死んでいた。
警官たちはただこの惨劇の後を見ているだけだった。
そして、床にはこの家のもの以外何もなく、“一家虐殺完了”とかかれた紙が1枚、落ちているだけだった。
これで完結です。一応続編もありますが、また今度載せます。
>>183->>184
そうですか。じゃあ夜にも来ます。最終回、楽しみです。
アフォさんも良かったら私の小説批評してください。
- [189]一般人 04/04/22 17:46 Tb1kGHp.Qc5
- とてもおもしろいです!!見ているといつのまにか手に汗をかいていました!!
それと最終回ですが今日の6:10からPCの取り替え作業が始まり、
おわってもしばらく放置させておかないといけない(2.3日くらい)ので、
ちょっとおそくなるかもしれません・・・前もってお知らせさせていただきます。
- [190]一般人 04/04/23 21:36 Tb1kGHp.Qc5
- 工事が(以外にも)早くおわったのでカキマスタ。
最終話
田中・「トム・・・貴様ゆるさねぇ!!殺してやる!!うおぉぉぉ!!」
ナレ・田中は言い終わるなりトムに殴りかっていった。トムは意表をつかれあおむきでたおれた。
すぐさま田中が馬乗りになりトムの顔めがけ思い切り殴った。殴った。殴った。
トムは立ち上がることすらできない。
田中・「うぉぉぉ!!これは今中の!!ボコ! これは木村の!!ボコ ・・そしてこれは山田の分だ!!ボコ!!」
ナレ・すでにトムは失神している。それを見届けると田中は喘ぎながら船をつないでいる場所に急いだ。
田中・「はぁはぁ・・仇はとったぞ・・みんな・・・よし!!かえるか!!」
ナレ・船を発進させ、しばらくたってから、沖の方で一眠りしようと船を停めた田中は
ものすごい最悪感におそわれた。自分させここへ行こうと誘わなければ・・・
自分さえいなければ・・・しかし夜に一睡もできなかったため、
すぐに眠った。・・・・・・
一方トムはーーーーー
トム・「シット!!なぜボクがこんなメに・・・デモ!最後に笑うのはこのボクだ!!」」
ナレ・そう言うなりトムは携帯電話で自慢のパパに電話をかけた。
トム・「もしもしパパ!?たすけ・・に・・?・・!!ガガ・・ガガガ・・お客様・ガガ・・電源・・ガガ・・電波・・とどかない・・・」
トム・「・・・?・・!!・・ち、ちくしょーーーーー!!」
ナレ・まさに天罰だ。無線機は船にあり、船は沖に出ている。もはや
どうしようもない。たとえ田中がUターンしてきても、飛行機が上空を飛んでも、
トムは助からない。ぬくぬくとした家庭で育ったトムは、一人で生きていくことも不可。
すでにトムはもうどうでもよくなった。自分はなぜここにいるのか・・
なぜ生きているのか?・・・もう、どうでもいいや・・・
トム-----は自分の-------頚動脈あたりを------ナイフで------自ら掻っ切った。
終了!!次回、エピローグ!!その後の田中は一体?---------
- [191]ゆずき 04/04/25 14:29 CDJmZKp31Db
- >>190
怖いです。自分がトムみたいになったら・・・って考えるとすごく怖いです。
田中はどうなったんでしょうか?気になります。
- [192]ゆずき 04/04/25 14:30 CDJmZKp31Db
- ――――――今日のターゲットはここだな。
資産家や大手企業の社長などの金持ちが住む豪華な家が延々と並んでいる高級住宅街。
女はその中でもいっそう豪華な家の前で足を止めた。
目の前には“宮原”と書かれた表札があり、その後ろには芝生に囲まれた庭が10mほど続き、奥には立派な豪邸が建っている。
この家は5人家族で両親、15歳と12歳の娘と4歳の息子がいる。
下っ端に調べさせたこの住宅街の家族リストにもちゃんと載っていた。当然、内容はそれだけではない。
父親は大手電気会社の社長。この住宅街でもトップクラスの金持ち。母親は専業主婦だが、
茶道、華道、着付けなど社長の妻としてふさわしくなるべく礼儀作法などの習い事に力を入れている。
子供たちは全員県内でもトップクラスの私立の学校、幼稚園に通っていて、娘2人は頭脳明晰で将来も期待されている。
データには続けてそう書いてあった。
人数が多いな。ま、4人と考えてもいいだろうな。チビはすぐに死ぬだろうし。
女はそう思い、宮原家の豪邸をあとにした。
組織から配布されたマンションの一室に向かうと、家にある凶器を取り出し鞄に入れる。万が一のことも考えて上着の内ポケットにもナイフを忍ばせておいた。あれだけ金持ちの家なら家族の1人くらいは護身術のためとか言って武道でも習っているだろう。女はそう思った。当然、失敗は許されない。
女は万全の準備で部屋を出て行った。
宮原一家殺戮のために――――――――――
- [193]ゆずき 04/04/25 14:31 CDJmZKp31Db
- 夕暮れが近づき、周りの景色が夕焼け色に染まってきたころ、宮原沙智は学校が終わり、家路を急いでいた。
沙智の学校は県内でもトップクラスのエリート校で、沙智はその中でもさらに上位の頭脳
を持っていた。幼い頃から勉強づくしで遊ぶことはあまりなかったし、特別な日にもお祝いなどしている余裕はなかった。
だが、今日は違う。
電気会社の社長である父が今日は会社を休み、入学祝いとして家族だけでホームパーティをしてくれるというのだ。もちろん沙智はパーティなんて初めてだし、誰かに祝ってもらうのも初めてだ。沙智にとっては今日のパーティは一大イベントだ。
沙智は息を切らしながらも家に向かい走っていった。
高級住宅が並ぶ一等地。ここに沙智の家がある。
門のところまで来た。
“宮原”と書かれた表札の奥には金持ちにふさわしい豪邸が立っている。なんとも優雅な光景だ。沙智は胸を高鳴らせ、門から庭へ入って行った。
家の前まで来た。近くで見るとますます豪華な家に見える。だが、その風景も沙智は見慣れている。沙智は玄関の取っ手に手をかけ、ドアを開けた。
――――――その瞬間
「ぐあああぁああああぁあっ」
ドアが開くと共に、父の悲鳴が聞こえた。
「!?」
今まで聞いたこともない父の悲鳴に沙智は動けなくなってしまった。
- [194]ゆずき 04/04/25 14:31 CDJmZKp31Db
- 「ぎゃあああぁあったずげでぐれぇええ」
父の悲鳴は続く。
な、何!?お父さんの悲鳴―――――!?
状況が理解できない。だが、父になにか起こっていることは確かだ。
「お・・・お父さんっ・・・・!」
沙智はいてもたってもいられず走り出した。父になにが起こっているのか確かめなくては、
そう思った。
父の悲鳴が聞こえた部屋は一番奥だ。来てみると部屋のドアは開いていた。
沙智は恐る恐る覗き込んだ。
「―――――ひっ・・・・」
沙智は思わず悲鳴を上げかけた。
そこには地獄絵図のような光景が広がっていた。
母はその場に倒れ、全く動かない。祐樹はただ泣き喚いているがその鳴き声も父の悲鳴にかき消されてしまっている。麻奈美は学校から帰ってきてすぐこの惨劇に見舞われたようで赤いランドセルがずたずたに切り刻まれている。麻奈美も死んでいるようだ。
父は必死で逃げようとしているが女はすばやく父を捕まえ再び暴行を加えている。
>>188の続編です。感想お願いします。
- [195]一般人 04/04/25 14:57 Tb1kGHp.Qc5
- 田中父・「おう行くぞ洋平!!」
ナレ・いいおくれたが田中の名は洋平である。田中はいまや父のあとを継ぐ立派
な漁師になっていた。いまでは父とともに漁に出て行くトキにいつも窓から
心配している母親が少しウンザリ思えてきた。しかしその理由も納得できる。
あの4年前の事件以来、田中は少しノイローゼ気味だったのだ。
あの事件からというと、田中はため息をつくことがおおくなり、
ぼんやりしていることもシバシバある。現在あの事件を知っているのは、
モチロン田中と、その両親だけである。死んでしまった者の家族には、
事故ということになっている。特に、トムの家族には、説得するのが
むずかしかった。本当のことを教えると、否定し、逆上するのではないか
(田中はトムの父が殺せと言ったことを知らない。)
と思っていた。まさにそうだった。田中が抗議しているときの
トムの父の顔はお前が殺したな、と言わんばかりの
怒りの表情だった。
田中も両親はというと、警察には通報せず、もう平和なのだから
それでいいじゃないか、といっている。田中もそうおもっていた。
だが、ただ単に、自分も暴行罪(トムに)で捕まるんじゃないかと
脅えていただけなのかもしれない。
田中はこれからも生きつづけるだろう。恋もするだろう。
しかし、4年前のあの事件だけは生涯忘れることはない。
田中のココロには深い深い、一生なおらないキズとして残って
しまったのだから---------
----------- 糸冬 了 -----------
最後まで読んでくれた皆様、アリガトウゴザイマシタ!!
- [196]一般人 04/04/25 15:11 Tb1kGHp.Qc5
- >>ゆずき殿
いままでのただのグロでなく、
殺し屋
ですか!!
まったくのニュータイプ!!どう発展していくのか楽しみです!!
- [197]真行寺 麗華 04/04/25 20:16 rHNn6Rqx/KB
- おもしろいです!
私も書いてみたいけど
文章力ないので。。
ゆずきさんすごいです!
- [198]ゆずき 04/04/26 20:55 CDJmZKp31Db
- >>196
>いままでのただのグロでなく、
殺し屋ですか!!
はい。詳しく設定を言いますと・・・・
その組織は将来の食糧不足やその他もろもろを
防ぐために殺人をして人口を減らそうというように日本の将来のために
作られた組織で獄中にいた凶悪犯を数名雇い、殺しをさせている組織。
という設定です。まあ、そのうちこの設定も変わると思いますが・・・・。
>>197
始めまして。
>ゆずきさんすごいです!
そんなことありませんよ。
真行寺麗華さんにだって面白い小説が書けますよ。
まずは載せてみることです。あとは他の人から感想や注意点を言ってもらい、
修行していけば上手くなりますよ。私だって最初は下手でしたし・・・。(ここのスレの>>100あたりを見ればわかりますよ。)
- [199]一般人 04/04/26 21:20 Tb1kGHp.Qc5
- >>197
それにオレたちあまり年くってないですし
あせる必要(あせってないか・・・)ありませんよ
- [200]一般人 04/04/26 21:20 Tb1kGHp.Qc5
- ガンバレばできます!!